勝常区活性化対策委員会「角屋プロジェクト」
勝常区活性化対策委員会「角屋プロジェクト」
※ 角屋プロジェクトの目標
勝常区の基幹産業は農業です。本来なら農産物の生産の効率化を目指した話し合いを重ねてきましたが、結局は現在挫折しています。なぜか??それは現在の当区の農業従事者とJAとの繋がりが弊害を起こしているからです。この地は徳一上人の時代から農産物生産には特化された地域で、農産物に対する自然災害はほとんど皆無で、植えれば育つが当たり前で農産物の9割以上の収入が約束され、販売先もJAに100%の買い取りが保証されているため、危機感がありません。
でも、昨今消費者動向にも変化が見られ農産物のグローバル化が進んでいます。そんな中、今までのような農業形態では対応できない危機的な状況に陥る可能性も秘めています。
それより先に少子高齢化による後継者不足は深刻で、土地はあっても人がいない状態に陥っています。また最近の若者は計算高く、趣味で農業をする人はいません。
苦労をしても収益性の上がる魅力的な農業に変革していかなければ、先がありません。
当区の農業を少しでも魅力を感じるものに変えていかなければ、誰も農業に対する興味を示さなくなります。
当委員会は当区で生産された農産物に付加価値を付けて消費者に販売するとともに、購入して頂いたお客様から様々な評価を頂きながら、農産物を通して長きに渡るお付き合いはできないものかと模索をしています。
当区で生産された米や野菜の農産物を使った食を通して、当区を訪れるお客様へのおもてなしとコミュニケーションを図る一貫として角屋プロジェクトを立ち上げました。
「角屋」は現在工事中の場所の一角にあった一杯飲み屋で区民の憩いの場所でした。
古きよき時代へのタイムスリップを夢見その再現を目標としています。
※ 2019年度の構築目標
元々はこの場所に「角屋」が存在し、区民の憩いの場所になっていました。
今回の「黒塀プロジェクト」と平行して、地主様から写真の右側に見える車庫もお借りできましたので、「黒塀プロジェクト」と平行して「角屋プロジェクト」の一環として車庫の内外装を改装し、地元産の米やお酒の販売や、観光客のお休み処として機能を有する場所を提供したいと考えています。
勝常寺を訪れる観光客がひとときの時間を私たちと一緒に過ごせたらと、みんなも楽しみにしています。今年の「勝常収穫感謝祭」11月3日のお披露目を目標に現在奮闘中です!
※ 当区の昔からの振る舞い料理
最近では冠婚葬祭を自宅で行うことは、ほとんど無くなってしまい親族や村親戚が集まって料理を作りながら老弱男女があれこれコミュニケーションを図りながら、この地の伝統を継承する機会が失われてきました。「まちづくり元気塾」に於いて、数十年ぶりにこの地の昔からの振る舞い料理を再現する機会を得て、女性陣が奮起!
当区の伝統料理を再現するとともに、自然食材だけを使った「赤餅」(写真上はきなこ餅)づくりにも成功! 今後、「勝常名物 赤餅」として「勝常収穫感謝祭」や各種イベントの際には振る舞いたいと思っています。
※ 角屋内部の仮イメージ(今後さらに変更予定)
車庫内部に木をふんだん使った内装を施し、黒塀や勝常寺の景観を損なわないよう「角屋」として農産物や地酒等の販売や村内はもとより訪れた人とのコミュニケーションを図れる場所を提供する。
内部には、小・中学生が制作した「竹灯籠」の展示も行う予定!
8月初旬、猛暑の中「角屋」への
改装予定の車庫の外壁の塗装と
車庫内部の塗装を実施しました。
活性化対策委員会メンバーと汗だくになりながら、顔中塗料だらけにして奮闘しました!
できる限り、素人の手作り感満載で黒塀やら角屋やらを構築していきたいと考えているので、色々と試行錯誤しています。
今年の夏の暑さは尋常ではなく、朝からガンガンの暑さに、会津特有の湿気が重なって、水分をいくら取っても体内から水分が蒸発していく感じで、大変な思いをしました。
何とかこれで、木加工の準備が整ったので、木加工をしようと試みるも車庫の中は、灼熱地獄で作業にならず・・・結局、8月中の作業は中断9月から11月3日の「勝常収穫感謝祭」に向けて、必死に取り組もうと思うこの頃・・・少し涼しさがほしい!
8月の猛暑の中、外部の塗装を行って夏ばて寸前の体にむち打って・・・ 9月初旬から内部仮装工事に着手!
少しは涼しくなることを期待したが甘かった・・・
大汗をかきながら床工事を仕事の合間に1週間ほどかけて作業・・・・・2x4施工で根太枠を作成して束立てをして下地作成。
根太の間に断熱材を敷き詰めてOSBボードで床貼り・・最終的には床材仕上げの予定だが、天井・壁面を仕上げてから最後に床仕上げしようと考えてる。
9月中旬頃から天井枠組み付け作業に着手・・・・
天井だけは妥協したくなく自分なりに手の込んだ形にしたいと、何度もデザインの見直しと、簡単な組み付け方法を模索してきた。
天井の大きさを決めて、2x4材で天井枠組みを作ってみて、作りながら色々とデザインを考えてみた。
基本的には古民家のイメージをどうやって再現するか?色々と悩んだ結果、いろり風の天井を再現することに・・・・
2x4材での枠組みと竹をつかったデザインで何とかいろり風の天井の雰囲気を再現
ここまで来るのに1週間・・・
仕事の合間に、また悩みながら構想を練って・・・・
天井だけは妥協したくなかったので時間を惜しまずじっくりと・・・
この状態は、まだ竹並べの作業のために床から1mぐらいに吊り下げた状態での作業・・・
10月初旬・・ようやく天井吊り下げ
何とか天井の吊り下げと天井への照明器具の配線工事が完了して・・
全行程2週間の天井施工が完了
念願のいろり風の天井が完成!
天井周りには格子状に角材を配して徐々に昔の雰囲気に再現
天井に配した照明を点灯すると・・
天井の竹の間から光が漏れて幻想的な雰囲気に・・・
イメージ通りの結果となって大満足
果たして見た人はどんな印象を持つのか? 楽しみだ!
壁面上部とサッシ窓はすべて格子状の木枠に障子を貼って障子戸風に再現して・・・何となく暖かみを持たせている。
今のところすべての木材は2x4材を半分に裂いて格子枠を作成・・・
塗装は木目の雰囲気を出すために水性のクロ防腐塗料のみを使用・・
今後腰壁は黒塀施工と同じ方法で進めていく予定・・・
角屋内部も色々と試行錯誤しながらみんなに気に入ってもらえるよう慎重に施工していきたい。