勝常区環境保全会便り 2019

「多面的機能支援交付金制度」保全会第二期の取組にあたり

 

  勝常区環境保全会 新代表挨拶 高橋 信人

 平成31年4月より「多面的機能支援交付金制度」第2期目の取組が新たに始まりました。

平成30年度総会に於いてご承認頂きましたので、今期から代表を務めさせて頂きます。

何分不慣れですので、皆様方のより一層のご協力を宜しくお願い致します。

前期に於いては「保全会」と「勝常区」役員とが、それぞれに選出されて、それぞれの役割を果たしておりましたが、今期からは区の総会の決定と保全会総会での決定により、区委員会への参加と保全会役員への区役員の参加を頂くようになり、今まで以上に区と密接に連携を図っていけるものと思っています。

今年2月頃から猛威をふるっている新型コロナウィルスの関係で保全会活動に関しても、様々な弊害が出るかもしれませんが、区の意向に沿った中で対応して参りますので、今期5年間、宜しくお願い致します。



  勝常区環境保全会 旧代表御礼 兼子 光右


 平成19年から12年間、農地・水・環境保全から多面的機能支援交付金と長きに渡り、皆様方からの多大なご支援・ご協力により何とか務める事ができました。

この場をお借りして心より御礼申し上げます。

保全会代表の座は去りましたが、区の役と新規に立ち上げた勝常区活性化対策委員会代表という立場の中で、さらに多く区との関わりを持つ事となりますので、今まで以上のご支援・ご協力をお願い致します。

さて、先ほども代表挨拶の中でありましたが、新型コロナウィルスの猛威が世界中を巻き込んでいます。

本年度、区長という立場で区民の健康と安全を心配している所ですが、区の委員・保全会代表とも連絡を密にしながら、皆さんと一緒になって、この脅威と戦っていきたいと思いますのでよろしくお願い致します。

本年度保全会の主な活動  「Aグループ「基礎部分」


今年も昨年同様、猛暑の中での活動となり各位には大変な状況で作業に従事して頂きました。朝晩も暑さがやまず、夏の江払い時は暑さとの戦いとなりましたが、お陰様で年間活動も滞りなくこなす事ができました。大変ご苦労様でした。

◎平成31年(令和半年度)保全会の主な活動

勝常区環境保全会グループ

  1. 1.Aグループ「勝常区」

  2. 2.Bグループ「勝常農事組合」

  3. 3.Cグループ

 「あじさいクラブ・消防・PTA」

  1. 4.Dグループ「管理運営」

農道・開水路保全活動の一環として

4月21日春の江払い作業の実施

農道・開水路保全活動の一環として

7月  7日夏の江払い作業の実施

Bグループ「農地・水向上活動」


本年度は、昨年度の研修で訪れた農業法人 畦畔緑化ぶんすい様に委託をし、兼ねてから要望があった排水路法面の土砂滑落による水路底盤の泥堆積による底上げ解消と法面除草の軽減・水田景観の形成を目的に、総延長600Mの水路法面に5カ年計画で「ヒメイワダレソウ」の植栽に着手。本年度は、多面的の切り替えの時期と重なり、出だしが遅れてしまったために、猛暑と重なり生育状況が良くなく、思い通りの成果が出ませんでした。「ぶんすい」との契約の中で「ヒメイワダレソウ」の生育保証が確約されているために、次年度以降枯れた部分の手直しや新規植栽を行っていく予定です。

周辺田持ちの方は、草刈りの際に防草シート等を巻き込まないよう注意をして除草作業を行ってください。

地域創生総合支援事業(サポート事業)とは、地域の皆さんが主役となって行う地域づくり活動

のうち、地域の課題を踏まえ、地域の特性を生かした個性と魅力あふれる地域づくり事業の立ち上げを支援する補助制度です。

昨年の東北電力「まちづくり元気塾」で皆さんから提案された、勝常区活性化対策の一環として

三つのプロジェクトを実現するために、村と県からの補助事業として、本年度から本格的に「勝常区活性化対策委員会」としての左記の取組を開始しました。

〇勝常寺参道景観を復元する      「黒塀プロジェクト」

〇コミュニティ・産品販売を目的とした 「角屋プロジェクト」

〇勝常寺の年末年始と夏祭りを彩る   「竹灯籠プロジェクト」

を中心に勝常区の活性化を目指して、本年度から三年間補助事業の中で主に「黒塀」「角屋」の構築に向けた取組を行っていきます。

本プロジェクトの最終的な目標は、当区に昔ながらの農村らしさを少しでも取り戻すことにあります。

本年度は、初めての取組とあって何をどうすれば良いのか?色々と悩み、試行錯誤の繰り返しで、黒塀制作も何から手を付ければ良いのかと悩む日々は続きましたが、昨年お世話になった「まちづくり元気塾」の先生方のアドバイスを受けながら、見よう見まねで、黒塀の制作に着手!何とか黒塀らしい景観を一部再現する事ができました。

黒塀プロジェクトに於いては勝常寺参道両側に黒塀を構築し区民にも当区を訪れる人々にも、ゆったりと散策をして楽しんで貰えるような景観を創っていけたらと考えています。

また、角屋構築に至っては、地主である「高橋淑子氏」の快諾の元、、参道沿いの車庫をお借りして現在内装を施しておりますが、イメージ的には昔の囲炉裏端を感じるような雰囲気を再現すべく奮闘中です。

また、竹灯籠プロジェクトに至っては、湯川中学校の校長先生をはじめ美術教諭の半沢政人先生を中心に、中学生が竹灯籠の制作に参加をして頂いております。

また、湯川村商工会の会長をはじめ、会員各位のご理解の元黒塀プロジェクト「クラウド・ファンディング」事業を立ち上げ村内外から多大な御協賛を賜りました。

本プロジェクトは、区はもとより湯川村住民の技とHを結集し勝常区や湯川村が将来誇れるような第一歩にしたいと考えています。

Cグループ「農村環境向上活動」


あじさいクラブ(勝常老人クラブ)を中心に管理をしているあじさいの花も十年以上が経過し、勝常区の景観として

            定着してきました。

            毎年忙しい合間を見ながらの作

            業を実施して頂き、お陰様で

            シーズンには大輪の花を咲かせ

            て、道行く人々を楽しませて

            います。あじさいクラブ会員も

            徐々に増えつつあるのも、喜ば

            しい限りです。

今年も猛暑の中、夏休み期間中に毎年実施してる「親子ふれあい植栽」に多くの子供や父兄が参加してくれました。

とても暑い中での作業となりましたが、みんな元気にガンバって花植作業をしてくれました。

今年は、公民館周辺の水路法面にも防草シートを貼っての植栽も行いました。

お盆の時には、子供たちが一生懸命育てた花たちが墓参りに訪れる人々を和ましてくれました。

また、勝常寺の夏祭りに合わせて昨年制作した竹灯籠の展示を子供たちにお手伝い頂き、いつもと違った雰囲気の中で、お盆を迎える事ができました。今、勝常区の中では様々な催しが行われていますが、子供たちには様々な体験を提供し、大人と一緒になって楽しむ事が大切だと感じます。

後片付けには、今回中学生にも手伝ってもらい、集落の子供たち全員参加で実施しました。

今年も四月二十八日の勝常寺祭礼に伴う、勝常念仏踊りが例年通り開催されました。

残念ながら今年もさくらの開花が予想より早く、さくらの中での勝常念仏踊りとはなりませんでしたが多くの見物客が訪れました。

念仏踊り保存会も集落内での後継者不足に悩まされているのが現状ですが、勝常小学校の子供たちとの連携を図りながら、勝常念仏踊りの伝承に努力をしています。勝常区にとって勝常寺にまつわる催し物は、無くてはならない事として、今後の様々な対応を検討する時期に来ているのかもしれません。

入会を希望される区民の方は、勝常念仏踊り保存会会長 高橋 新氏に申し込んで下さい。

福島県地域創生総合支援事業

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