勝常区環境保全会便り 2014

 
 

2014年農地・水環境保全向上活動の二期目の活動も3年目に入り農地・水環境保全向上活動に関わって、早八年目となりました。

区民の方々には活動当初より区との連携や活動内容が従来の区の活動とあまり変りなく「農地・水環境保全向上活動」に移行できた為、勝常区に於いてはさほどの混乱も無く、大変順調に活動組織の運営が出来ていますことに改めて感謝申し上げます。

本年当初より色々と噂がありました本活動の継続の行方についてですが「農地・水環境保全向上活動」から

2014年6月の新規活動への村との契約を経て2014年7月より「多面的機能支払交付金」という名称に

変わり、活動内容や交付金内容の見直しが行われました。

勝常区環境保全会に於いては「多面的機能支払交付金」の活動内容の詳細な中身を理解出来るまで、また途中からの混乱を防ぐために事務手続き以外の活動面では、本年度総会時に承認された活動内容に沿って本年度は各位のご協力の下に活動を進めて参りました。

部分的に噂のあった「多面的機能支払交付金」になると、農道の全面的な舗装が可能とか?  今まで出来かった水田内部の様々な個々の活動が出来るとか?  監査の際に疑問点を農水省の担当者に色々と質問を投げかけながら「多面的機能支払交付金」制度の変更点を探ってきましたが、聞き方が悪かったのか? 今一、明確な返答は頂けませんでした。

ただ、監査時の話の中ではっきりしたことは、今ある開水路や農道・田畑に関しては、それらを所有している地区内の本活動内で管理・補修等をして下さいとのことでした。

既存の施設に関しては、かなりの機能不全に陥るようなことが無い限り、外注工事ではなく、地区住民の手で保全をお願いしますとのことでした。

本活動に関わるようになってから、開水路の補修等、今まで「土地改良区」が関わっていた修繕等も「農地・水環境保全活動」の活動内で行うようになってきましたが、「多面的機能支払交付金」活動ではこのことが、さらに色濃くなってきます。

そのこともあってか今まで支払が制限されていた作業参加の際の人件費の上限が無くなり、活動参加への多くの人材投入が可能になりました。

さらに「多面的機能支払交付金」制度は、平成27年4月より法令化され今後の継続制度として続いていきます。従って勝常区環境保全会としては、本制度の更なる有効活用を模索し何とか区内の農業基盤の発展と継続事業に結びつけていきたいと考えています。

本活動が始まって8年、徐々に深刻さを増してくる高齢化の波をいかに一致団結して乗り切って行くのかが大きな課題となると感じます。今ある資金をいかに将来的に有効活用できるかは各人の心一つだと思う。

 

※編集後記※

勝常区環境保全会活動も3年目に入りましたが、本年度6月には「農地・水環境保全活動」から「多面的機能支払交付金」へ名称及び活動内容等が変更になり、新規事業への活動内容等の対応把握などで時間が取られ、本来なら新規事業への切替時に総会等を開催し区民各位への周知徹底を図るべきところでしたが、私ども役員そのものが内容の理解に翻弄され区民各位には多大のご迷惑をお掛けしました。

少しづつではありますが、内容が見えてきましたので次年度から各位のご苦労・ご協力に対して最大限の配慮を心がけていきたいと思いますので、更なるご理解・ご協力をお願いいたします。

                      

                                                                                                        勝常区環境保全会 代表 兼子 光右

農地・水環境保全向上活動から多面的機能支払交付金活動への移行

4月20日開水路泥上げ除草作業

    (春の江払い)

花見をしながら気持ちの良い作業だった。

6月1日農道・開水路保全活動

農道法面・開水路法面の除草ゴミ拾い活動の実施

   Bグループ「農地・水向上活動」


農事組合を中心としたBグループでは、研修旅行等のを実施に向け色々と検討をして頂いていましたが、本年度以降、役員の多面的機能支援交付金の活動に関する事前研修のみ認められるということですので、構成員参加による研修旅行等は廃止します。

従って、次年度以降Bグループ「農事組合」は、Aグループ「基礎部分」勝常区に統合して名称を変更して活動したいと考えています。

   Cグループ「農村環境向上活動」



老人クラブを中心に育ててきた村の花アジサイは、毎年シーズンには大輪の花を咲かせ、道行く人を和ませています。

しかし、除草作業や剪定等の維持管理には、かなりの労力を必要とします。

それでも毎年、老人クラブの方々は一生懸命にアジサイの花を守り続けています。

「アジサイの花きれいだね」の孫の一言のために

夏休み中に毎年行っている親子ふれあい体験学習!!

年々学習の成果が現れて、とても要領が良くなって大人顔負けの職人技を繰り出す子も・・

植栽した花には、毎朝欠かさず当番で水やりも頑張りました。

勝常区環境保全会グループ

  1. 1.Aグループ「勝常区」

  2. 2.Bグループ「勝常農事組合」

  3. 3.Cグループ

    「あじさいクラブ・消防・PTA」

  1. 4.Dグループ「管理運営」

夏休みの終わりの頃には今年もまた、じいちゃんやばあちゃんたちの老人クラブとPTA・消防の合同作業で

「村の花あじさい」の定植地の大がかりな剪定と除草作業を実施しました。

伸びきって雑木林のようになっていたアジサイ定植地をスッキリと整理しました。

来年もまた一輪・一輪それぞれに特色ある花でみんなの気持ちを和ませてくれるだろう。

子供たちが頑張って育てた、お花のプランターは勝常寺を訪れる観光客やお盆の頃には、帰省した人たちやお盆のお墓参りに行き交う人たちを満開の花で、目や心を和ませてくれました。

自然の草花の大切さが解る大人になって欲しいと願うばかりです。

今年も夏休み期間中に保全会活動に多くの子供たちの参加を頂きました。

夏休み早々に植花体験を兼ねて親子でプランターの植栽をして、夏休み期間中に植栽した花の水やりなど、一所懸命に花を育て

ていました。お盆の時期には、大事に育てた花でお墓参りや勝常寺に訪れた観光客の目を楽しませていました。

また、夏休みの終わりの頃には、昨年から実施している老人クラブとの共同活動で、シーズンの終わったアジサイの植栽地の除草や剪定作業を、おじいちゃん・おばあちゃんと一緒に楽しんで実施しました。

◎26度保全会の主な活動

「Aグループ「基礎部分」


「基礎部分」の活動としては、区の年間活動に沿って、春の江払い・一斉清掃・夏の江払い等の活動の実施。

開水路法面の除草作業に於いて、人為的に無理が生じる組にスパイダ

ーモアを投入し、除草作業の効率化を図りました。 

今後も作業の効率化に取り組んでいきたいと考えています。

     7月6日開水路泥上げ除草作業

        (夏の江払い)

一番手間の掛かる大排水法面を効率良くスパイダーモアでの除草作業。

      5月〜9月 農繁期に伴う配水操作

水田の作業状況に伴って、仕止め板の設置及び撤去作業の実施。

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