勝常区環境保全会便り 2013

 
 

 二年目の勝常区環境保全会活動を振り返り「農地・水環境保全活動」の方向性を見つめてみると、様々な変化が見て取れる。基本的には、本活動を通して田んぼや畑周辺の水環境や農道の保全活動だが、高年齢化の波はすべての状況に押し寄せてきているのが現状で、前期の環境保全会活動開始当初、農業者の平均年齢は六十七歳だったが、あれから七年が過ぎ七十四歳に・・・

活動参加者の状況を見てみると若い人の参加がチラホラ見られるものの気力を振り絞って頑張っているのが実情だ。この状況は勝常区だけに限った問題では無く、他地域や国全体に言えることで、今後の農村地域全体に関わる大問題となっている。さらに追い打ちをかけて、国の方針は徐々に個人農業に対する不安感をあおり立て、数年後には色々な意味で個人的に農業を維持していくため、さらには農村全体を維持していくのが困難な状況が予想される。

米価の問題、助成金の問題、後継者の問題等々当該地区内でもこれらの問題をクリアできる農家は数少なく、例え問題をクリアできても農業の現状を維持していくためには、農家を受け継いだ後継者に掛かる負担は今まで以上に重くのしかかってくる。

国が米価を安定させていた時期は二・三町部の土地でも、十分に農業として十分に利益確保が出来ていたが、米価の不安定化とともに農業を取り巻く環境は一変し、農家特に水稲農家には徐々に厳しい環境が津波のごとく押し寄せてきた。

利益を維持するための様々な施策、収入を安定させるための作付面積の確保、確保した面積の栽培安定化を図るための機械等の設備投資、今までのような片手間の農業は維持できずに、就農者と離農者の色分けをはっきりとさせてきた。

現状では主食である米の家族の年間消費量が利益だと思わんばかりで江戸時代のような様相を呈している。

今のサラリーマンを経験した若者が「田んぼに魅力を感じない」というのは、時代相応で数字的観点から、田んぼの利益基準が見えてこないからだと感じる。

これは農業に関してだけの問題では無く、仕事全体に言えることで、「生活を守るための最低限収入の確保」が基本理念となる。では当該地区の現状はというと、不安ばかりかと言うとそうでもない。

先人たちが築いてきた「自信をもって誇れる生産基盤がある」後は、これから受け継いでいく我々が、先人たちの経験と実績を振り返り過去の問題点、これから進むべき方向性を見極めることが出来るかと言うことに掛かっている。

現状をしっかりと把握することが未来への第一歩が開けると感じる。

 

※編集後記※

勝常区環境保全会活動2年目は、総体的に見て区の事業等は例年の予定通りに実施する事ができたが、「農地・水環境保全活動」の総体的な方向性に見解的な相違が生じ監査の段階で矛盾する見解で理解に苦しむ場面が見受けられ、結果的には予定していた例年通りの活動ができない状況を招いてしまった。

大体の活動全体の理解はできていたつもりだったが、奥が深く一行の文面のに対しても様々な解釈の相違が生じ理解できない部分がかなりある。

ただ勝常区環境保全会としては、独自マスタープランに向けた「農地・水環境保全」の活用方法を探っていきたいと常々考えている。 

                      

                                                                                                        勝常区環境保全会 代表 兼子 光右

不安と期待が交錯する当該地区の環境

4月21日開水路泥上げ除草作業

    (春の江払い)

みぞれの降る中での作業で大変だった。

7月7日開水路泥上げ除草作業

     (夏の江払い)

昨年度購入したスパイダーモアのテスト投入

   Bグループ「農地・水向上活動」


農事組合を中心としたBグループでは、毎年のように研修旅行を実施していましたが、本年度は県からの監査を受けて研修先がかなり限定的になり、役場担当者とのタイアップで研修先を色々と検討してきましたが、条件にあった研修先が見つからず本年度は断念しました。次年度は、先進農業地域等の研修先を検討しています。

                              研修実現の際は、多くの方の参加を希望します。

   Cグループ「農村環境向上活動」



老人クラブは例年同様あじさい植栽地の保全活動を実施いました。また、子供たちの夏休みには合同でコミュニケーションを兼ねてあじさい植栽地の大がかりな剪定・除草活動を実施しました。

じいちゃん・ばあちゃんも孫と一緒に楽しそうに作業をしていたのが印象的でした。

保全会活動に着手した年に植えた「村の花あじさい」も老人クラブの日頃からの心のこもった手入れを受けて、シーズンには訪れる観光客や登校してくる子供たちを和ませています。

勝常区環境保全会グループ

  1. 1.Aグループ「勝常区」

  2. 2.Bグループ「勝常農事組合」

  3. 3.Cグループ

   「あじさいクラブ・消防・PTA」

  1. 4.Dグループ「管理運営」

老人クラブでは、七月八日に小学校に隣接する開水路中州のあじさい定植地の剪定・除草及び開水路内のゴミ上げ作業を実施。

夏休みの終わりには、今年もじいちゃん・ばあちゃんの老人クラブとPTA・消防の合同作業で「村の花あじさい」の定植地の大がかりな剪定と除草作業を実施! 伸びきって雑木林のようになっていたあじさい定植地をスッキリと整理。

                来年からまた一輪・一輪花を咲かすだろう!

毎朝欠かさず当番で水やりを実施お陰で気持ちいいお盆を迎えられました。

本年度も夏休み期間中に当活動に対して多くの子供たちの参加を頂きました。低学年から高学年まで持てる力を存分に発揮して一生懸命に日頃体験できない土いじりを親と一緒に楽しみながら活動していました。

夏休みには例年の恒例行事になった親子での植栽作業!  草花とのふれあいを通して自然の大切さや命の大切さを感じ取ってくれたらと思う。 植栽された花は夏休み期間中、毎日管理されお盆のお墓参りの参道に彩りを添えてくれる。

◎25度保全会の主な活動

「Aグループ「基礎部分」


「基礎部分」の活動としては、例年通り区の事業に沿って春の江払い

一斉清掃・夏の江払い等の活動の実施。開水路法面の除草作業に昨

年購入したスパイダーモアをテスト投入し、除草作業の効率化の検

証を行いました。作業効率的には問題は無かったものの、かなりの

重さがあって、現場搬入に苦労したようです。

       6月21日農道補修作業

土田建設工業への外注作業で西江農道を中心に砂利補充実施

        7月7日農道保全整地作業

夏の江払い終了後に、農道全般に渡る砂利の追加補充作業の実施

     6月9日農道・開水路保全活動

農道法面・開水路法面の除草・ゴミ拾い活動の実施

     2014年3月16日開水路ゲート補修作業

開水路の水量の関係で実施できなかった

          ゲートのさび落とし塗装・注油作業実施

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