勝常区環境保全会便り 2009

 
 
農地・水環境保全活動は、平成19年から23年までの5年間にわたる長期的な活動で、3年目の今年は、過去2年間の様々な実績と反省を基に、本年度も活動計画を、例年通りに各グループごとに計画策定をしました。Aグループ「勝常区」は区の事業を中心に、Bグループ「農地・水」は毎年、開水路の破損箇所の補修・水路ゲートの補修等を専門業者への外注作業を中心に、Cグループ「農村環境保全」活動は、水路・農道周辺の景観形成の活動をPTA・消防団・老人クラブを中心に実施してきました。構成員各位のご努力により、保全会活動に対する意識も年々向上し、積極的な活動への参加や各位からの色々な要望等も前向きに寄せられるようになり保全会活動もかなり定着してきました。特にCグループの活動においては、昨年から実施してきました老人クラブによる、勝常寺周辺農道及び水路法面への村の花アジサイやアヤメの定植活動は、アヤメもアジサイも見事に咲き誇り、みんなの努力が区民の生活に潤いを与えています。また、子供たちの積極的な参加もあり、保全会活動と連携した親と子の様々なコミュニケーションの場としても活用され、子供たちも植栽を通して、

自然とのふれあう機会も増えてきました。




◎21度保全会の主な活動


    Aグループ「基礎部分」


「基礎部分」の主な活動としては、昨年同様に区の既存の活動を継承する形で実施しています。

農道補修等に於いては、五カ年計画に基づき本年度実施範囲を昨年同様に砂利の敷設作業を実施し、水溜まり等の不具合箇所もかなり改善してきました。













 

編集後記


本年度もほぼ半分の活動が終了し、構成員各位には多大なご協力を頂き感謝申し上げます。今年は村の花あじさいの定植地の拡大に伴い、あじさいクラブの新規発足をし、多大な尽力を頂いております。また消防・PTAにも夏休みを利用した植栽作業等、親子で保全会活動に参加を頂きました。本活動の中でさらに一層充実したコミュニケーションが図れれば幸いです。







   勝常区環境保全会会長 渡部 満雄

「勝常区環境保全会21年度」活動を通して

4月20日開水路泥上げ除草作業

     (春の江払い)

7月12日開水路泥上げ除草作業

     (夏の江払い)

6月25日 農道補修作業

      (農道砂利敷き)

   Bグループ「農地・水向上活動」




昨年度の計画事項だった、西江地区のポンプ小屋周辺水路陥没箇所の補修と水路ゲートの補修作業を、本年3月末に実施しました。また、東江地区水路のU字溝の目地詰め作業を現在見積と共に実施を予定しています。

昨年実施できなかった視察研修旅行を十一月九日に実施、福島県農業研修センターへ土壌調査・水質調査を兼ねて行ってきました。

当地区水田の土や水を持ち込んで調査を行いました。結果、水に関しても、土に関しても検査上PH・ECともに良好な結果が得られました。

このように恵まれた条件の中で農業をさらにより良い形で継続していくための様々な思索を真

剣に討議する時期に来ているのかもしれない。

 

   Cグループ「農村環境向上活動」




本年度から本格的な村の花「あじさい」の定植裁作業の実施に伴い、老人クラブを「あじさいクラブ」と改名し、新規会員募集をして、定植地の保全から新規定植地の拡充に尽力を注いで頂いております。夏休みにはPTAや子供たちの定植参加を頂きお陰様で本年度の定植実施目標はすべてクリアでき、今後「あじさいの花」の咲き乱れた施設周辺を散策するのが楽しみです。


昨年度に老人クラブが苦労して勝常寺周辺に定植したあじさいも見事な花をつけ、

日々観光客の目を楽しませています。あじさいクラブは旧老人クラブメンバーに新たなメンバーも加わりました。

 

消防団・PTAに於いては、夏休みを中心に、例年同様親子でのコミュニケーションを目標に、積極的に保全会活動に参加をして頂きました。

本年度は村の駐車場周辺農道の法面への村の花あじさいの定植作業や生態観察等、学校の学習にも関連した形で取り組んで頂きました。土に触れる機会が少なくなった昨今、この活動を通して土や水との触れあえる体験は、とても貴重だと感じています。ずぶ濡れになりながら友だちと和気あいあいにたわむれる姿は、とても楽しそうで活気に溢れていました。



7月に夏休みを利用してPTA親子共同作業の実施。

村駐車場周辺道路法面への村の花あじさいの定植裁作業を行いました。

前日に親たちによる植栽地の整地作業をして、翌日の朝から子供と一緒にあじさいの苗木の定植をしました。

 


あじさいクラブ*


何気なく眺めている花が、

 いつしか人々の心に

  大きな変化を与える。

初めは一人なのかもしれない

でも、その一人の思いはやがて多くの人々も共有する事となる。

あじさいクラブを中心に活動しているあじさいの定植活動は、日々の地道な努力の基に成り立っている。

でも、その努力は決して無駄では無いことが、花の成長と共に証明される時がきっと訪れるだろう。

 


あじさいクラブ*


農水省の「農地・水環境保全」の審査会の席上で農水省の担当

者からの質問事項で「この活動に於いて、集落内で何か変化はありましたか?」いう問いに対して、思わず

「部落の長老が健康で目標を持って前向きに取り組む姿は、部落や家族にとって一番の活性化になっている。」と答えてしまった。

あじさいクラブの活動は、部落内の人々にさりげなく影響を与えている。

 

   Dグループ 浅川町の「みのわ環境保全会」来村


去る七月十二日(日)浅川町のみのわ環境保全会のみなさんが当勝常区環境保全会の研修視察の為に訪問されました。

交付金交付規模に於いて当保全会の約倍の規模で子供から長老まで広範囲に活動をしていて、色々と会話を交わした中では、一丸となって保全会活動に取り組んでいる様子が伺えました。各保全会活動で共通して言える事は、やはり予算規模が大きくなる分事務方の労力が膨大になるということです。


研修センターに於いて当保全会便りを資料配布し、会長の渡部満雄氏から当保全会活動の概要を説明し意見交換を行った。

また、昨年植栽した勝常寺周辺の村の花あじさいの定植地視察を実施。

屯所前水路法面への植栽作業!

みんなで一生懸命楽しくきれいなお花を植えました。

勝常区環境保全会グループ

  1. 1.Aグループ「勝常区」

  2. 2.Bグループ「勝常農事組合」

  3. 3.Cグループ

    「あじさいクラブ・消防・PTA」

  1. 4.Dグループ「管理運営」

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