勝常区環境保全会便り 2008

 
 
 農地・水環境保全活動は、平成19年から23年までの5年間にわたる長期的な活動で、2年目の今年は、19年度総会報告の活動の反省と継続事業を基に20年度計画を策定し、四月から六ヶ月間活動して参りました。

本年度の活動計画は、Aグループ「勝常区」は昨年同様の区の事業を中心に、Bグループ「農地・水」は昨年の継続事業で開水路の破損箇所の補修・水路ゲートの補修等を十月末から十二月初旬にかけて実施予定です。Cグループ「農村環境保全」に関しては、水路・農道周辺の景観形成の活動という目標で実施してきました。

特に本年度のCグループの活動においては、老人クラブによる、勝常寺周辺

農道及び水路法面へ村の花アジサイやアヤメの定植活動等、経費の無駄を無

くし部落の景観定着に結びつくような積極的な活動をしていただきました。

また今年の傾向としては、夏休みを利用したPTAの親子での植栽活動や生

態観察等、有意義なコミュニケーション活動として保全会事業に取り組んで

もらいました。右記のように、保全会活動期間中に色々な意味で部落内の和

を計りながら、楽しんで保全会活動を推進できたらと思います。




◎20度保全会の主な活動


    Aグループ「基礎部分」


「基礎部分」の主な活動としては、昨年同様に区の既存の活動を継承する

形で江払い・一斉清掃等を実施しました。

農道補修等に於いては、五カ年計画に基づき本年度実施範囲を昨年同様大

量の砂利を購入し、大規模な農道補修を実施しました。













 

編集後記


本年度もほぼ半分の活動が終了し、構成員各位には多大なご協力を頂き感謝申し上げます。今年は保全会活動に多数の子供たちの参加を頂き、上半期は明るく楽しく活動することができました。

これからは、水路補修等外注事業が中心になっていきますが、日頃のお仕事中に保全会活動に関するお気づきの点がございましたら、遠慮なくご一報ください。今後の活動計画に組み入れて参りたいと思います。






   勝常区環境保全会会長 渡部 満雄

「勝常区環境保全会20年度」活動を通して

4月20日開水路泥上げ除草作業

     (春の江払い)

7月13日開水路泥上げ除草作業

     (夏の江払い)

6月26日西江農道補修作業

     (農道砂利敷き)

   Cグループ「農村環境向上活動」




老人クラブの本年度の活動は、プランター植栽に始まりアヤメやアジサイといった定植栽作業を実施しましたが、昨年から今年度の活動を見据えて準備を整えて頂いた老人クラブ代表の「斉藤信也」氏の下準備があったからこそ実現しました。このように保全会活動に前向きにかつ積極的に取り組んで頂いている老人クラブの方々に心より感謝申し上げると共に、保全会役員の間でもプランター植栽ではなく、ちゃんとした活動結果を残したいと思う心が芽生え始めています。来年度のCグループ活動に於いては、「アジサイ苗木育成を斉藤信也氏を中心に老人クラブに委託し、定植作業等を消防団・PTAで村駐車場周辺農道法面や水路法面等に少しずつ拡大していったらどうか」という案も浮上し、今回の老人クラブの活動は、村の若者に多大なる刺激を与えると共に、今後の保全会活動計画に画期的な案をもたらしてくれました。

しかしながら、定植地の保全という大きな問題があるのも事実で、今回の定植地保全に関しては老人クラブの方々の多大な努

力で維持されていますが、今後努力を無駄にしないための策が必要となってきます。

環境を継続的に保全するための話し合いをしていきたいと考えます。

 

小学校前の周辺水路に引き続き、村駐車場前の水路法面への花の定植作業を親子で実施しました。前回の花植えが実ってか、みんなじょうずに整然とお花を植えることができました。土いじりの機会が少なくなった昨今、このような活動の中で自然とのふれあいまた、親子のふれあいができ、子供たちが目を輝かせながら一生懸命にがんばっている姿は、親の目にも、改めて自分の子供の愛らしさが伝わって来た

のではないだろうか。

保全会活動を通して親子の絆がさらに強くなれば、とってもうれしく思います。

 

老人クラブ


砂利地盤と格闘しながら、ひとつひとつ丁寧に穴を

空けアヤメの苗木を移植しました。





大変な苦労をしながら、見事にアヤメの苗木の定植に成功!

来年度のシーズンには区民は

もとより、観光客の目も楽し

ませてくれることでしょう。

 



老人クラブ


雑木林状態だった勝常寺東側の農道法面を長老パワーで開拓!

村の花アジサイの定植準備作業。



村の花アジサイの苗木六十本の移植作業は毎日こつこつと根気よく四日間にも及びましたが、チームワークで見事に達成!

雑木林が勝常のシンボル的

場所に見事に生まれ変わり

ました。大きく育ったアジ

サイを見るのが楽しみです。


 
 



  川の生態観察の実施


水田周辺の生態観察を子供たちと一緒に実施しました。なれた子も初めての子も

みんな仲良く一緒になって、網で魚と追いかけっこを楽しんでいました。

「川の生き物」の実態について、少しは勉強になったのかなぁ・・・


網を片手に大はしゃぎで川魚を捕って、魚の名前当てクイズを楽しんでいました。

 

米らっ子が大活躍!

親子で花植えにも挑戦!

きれいなお花をじょうずに植えることができました。

おじいちゃん・おばあちゃんが一生懸命作ってくれたプランターの鉢植えを

みんなで力を合わせて、きれいに並べてみました。

子供たちの努力で小学校の周辺水路は今年もまた、きれいに彩られました。

「自分たちの身の回りは自分たちで」を少しでも理解してくれたらと思う親の心・・・


尚、この活動内容は兼子康弘君の機転により、新聞にも掲載されました。

勝常区環境保全会グループ

  1. 1.Aグループ「勝常区」

  2. 2.Bグループ「勝常農事組合」

  3. 3.Cグループ「老人クラブ・消防・PTA」

  4. 4.Dグループ「管理運営」

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